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「金が王様」という状況の終わり?
コロナが変えたスポーツの優先順位。
text by
ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byAFLO
posted2020/04/03 18:00
安全のために止めた以上、再開にはより大きな根拠、決断が必要になる。MLBもまた、先の見えないトンネルに入り込んでいる。
MLBが開催されるかなんてどうでもいい。
すでにMLBと選手組合の間で合意に達しているという「週1ダブルヘッダー」を行うことが出来るなら、毎月4試合1シリーズ以上は試合数を稼ぐことが可能になるので、7月から10月までの4カ月で公式戦100試合以上は開催可能だ。
11月にポストシーズンが終わるなら、シーズンオフも通常時の半分以上が確保できるので、来季への影響も少ないだろう。
だが、「金」という名の「王様」の力が失われた今、MLBとっての「最悪の事態」=今シーズンすべての試合が中止になることも充分にあり得るし、そうなっても仕方ないような状況が目の前にある。
我々のような末端の関係者にとって、MLBが7月に開幕するのかどうかは、生活に直結することなのでとても大事なことだ。しかし、実際にアメリカでこの危機的状況に直面していると、MLBが開催されるかどうかなんて、今はどうでもいい。
我々にできるのは、これ以上の「感染拡大」を防ぐために自覚を持って行動することぐらいであり、明日もまた、近所の人々とすれ違うだけの生活を続けるのである。