オリンピックへの道BACK NUMBER

松田瑞生「これでダメならやめよう」
大阪国際を制した目標設定と猛練習。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

PROFILE

photograph byKYODO

posted2020/01/27 11:50

松田瑞生「これでダメならやめよう」大阪国際を制した目標設定と猛練習。<Number Web> photograph by KYODO

大阪国際女子マラソンで日本陸連の設定記録を突破する2時間21分47秒で優勝した松田瑞生。

「日本記録を目指していました」

「(2時間19分12秒の)日本記録を目指していました」

 2年前、大阪での初マラソンで2時間22分44秒の好タイムで優勝、同年のベルリンマラソンでも2時間22分23秒を出し、MGCでは優勝候補と言われた。

 だが4位に敗れ、失意に沈んだ松田はやめようと考えたこともあったという。

 そこから気持ちを立て直すと、練習への姿勢に拍車がかかった。

「これでダメだったらやめようというくらい、練習を積みました」

 高い目標を設定し、距離、スピード練習を今まで以上に重ねて得た自信とともに臨んだ結果だった。

 むろん、これで五輪代表に内定したわけではない。残るレース、名古屋ウィメンズマラソンに2時間21分台の自己記録を持つ選手の出場などが想定されている。

 また、名古屋で走ることを考慮して極力疲労を残さないよう棄権を選択した福士も、意地があるだろう。

 だからこそ、名古屋に出てくる選手に対して、2時間21分47秒とハードルを大きく引き上げた意味は大きい。

「(名古屋に出場する選手へのプレッシャーに)なると思います」

 選ばれればオリンピックでも楽しみになる快走を見せた松田は、地元大阪で、底抜けの明るさを見せて、喜びをかみしめていた。

関連記事

BACK 1 2 3
松田瑞生
小原怜
福士加代子
東京五輪
オリンピック・パラリンピック

陸上の前後の記事

ページトップ