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レッズ秋山翔吾が心待ちにする、
同学年の田中将大&マエケンと勝負。 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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photograph byGetty Images

posted2020/01/19 11:50

レッズ秋山翔吾が心待ちにする、同学年の田中将大&マエケンと勝負。<Number Web> photograph by Getty Images

秋山に与えられた背番号4は、2006年から2016年までレッズの顔として活躍した名手ブランドン・フィリップスが着用していた。

「戦えることをすごく楽しみに」

 その一方で、メジャー挑戦へ踏み出した理由として、ひと足先に米国へ移籍した同学年の2人の名前を挙げた。ヤンキース田中将大とドジャース前田健太。ともに大都市を本拠地にするビッグ・マーケットの超人気球団で先発ローテーションを守り、プレーオフの常連として全国区の人気を集める存在でもある。

「僕の中では、同級生でずっと活躍している2人は、日本にいる時も刺激になっていた。こういう舞台で戦いたいという思いがあり、それがブレずにやれたというのは、ここ数年あった。その2人と戦えることを、すごく楽しみにしています」

 今季、ヤンキースとは4月17日~19日(ニューヨーク)にインターリーグ(交流戦)で3連戦が組まれて、ドジャースとは6月9日~11日(シンシナティ)、6月29日~7月2日(ロサンゼルス)と計7試合が予定されており、同学年対決が実現する可能性は十分にある。

1番起用が有力もレギュラー確保を。

 だからといって、まだメジャーで1本の安打も打っていないだけに、「新人」としての意識も忘れていない。「1番中堅」が有力視されるものの、スキを見せればすぐにライバル達がつけ込んでくる弱肉強食の世界。油断はない。

「まずは自分が試合に出るために結果を残すということが大前提。いろんな選手とコミュニケーションを取る中で、日本人が見える角度とメジャーで経験をしている選手の角度は違うと思うので、僕もそれを勉強していきたい。レギュラーを取る、試合に出るということをまず考えてやりたいと思います」

 古豪レッズの一員として、名門ヤンキース、ドジャースの盟友と対決する――。

 脂の乗った職人・秋山は、謙虚な言葉の中にも、確かな自信をにじませていた。

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