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ジャッカルも十八番の最強フッカー。
マルコム・マークスの何がすごい?
text by
多羅正崇Masataka Tara
photograph byHiroki Takami
posted2020/01/09 11:30
「世界最強の2番」として恐れられるマルコム・マークス。南アフリカのW杯優勝にも大きく貢献した。
マークスのメンタリティ。
初めての日本チームとなるNTTコミュニケーションズ シャイニングアークスは、千葉・浦安を本拠地とする。サンウルブズ(日本)で共同主将を務めたヴィリー・ブリッツなど南アフリカ選手も多い。
ボールを大きく動かすワイドアタックが身上のひとつであり、積極的に展開するライオンズと似たスタイル。昨シーズンは過去最高タイの5位であり、今シーズンは念願トップ4入り、トップリーグ初優勝を目指す。
マークスとはスクラム指導で日々対面しているNTTコミュニケーションズの斉藤展士スクラムコーチは、ピッチ外の影響力にも期待している。
「世界的な選手である彼のメンタリティが刺激を与えてくれたら、このチームはもっと進化すると思っています」
NTTコミュニケーションズの主戦フッカーは、長らくスクラムワークと機動力に長けた三浦嶺。ハードプレーをいとわない立命館大卒のルーキー、山口達也も活きが良い。コーチ陣は良い刺激を期待している。
まだ信じられないような気分だ。マルコム・マークスが日本でプレーするなんて。いよいよ開幕するトップリーグ。ラグビーの魅力が詰まった熱い闘い、興奮を期待せずにはいられない。