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那須川天心、大晦日対決への覚悟。
日本人には無敗の江幡塁と頂上決戦!
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph bySusumu Nagao
posted2019/12/27 19:00
知名度は那須川天心より劣るかもしれないが、江幡塁は日本人相手の試合では無敗! 最強日本人選手としての頂上決戦となる。
「僕があと10年でメイウェザー選手の域に達すれば」
メイウェザーが50戦かけてやってきたことを、もっと短いキャリアで上回りたい?
「そうですね。メイウェザー選手はすでに40歳を越している。対照的に僕はまだ21歳。向こうは持っていない若さがある。そこが強み。今から何でもできる。僕があと10年で、メイウェザー選手の域に達することができればいいと思っています」
敵は江幡や世間だけではない。
RIZINのマッチメークの中心ともなるMMA(総合格闘技)とも内容で勝負しなければならない。そもそもRIZINはMMAを軸としたビッグイベント。その中でキックボクサーの那須川は自分の立ち位置をしっかりと把握している。
「RIZINがそんなにキックボクシングを欲していないことは何となくわかります。僕は(たぶん)お客さんを呼ぶために呼ばれている。そういう中で、僕は世間に『キックボクシングは面白い』ということをもっとアピールしたい。RIZINをキックで盛り上げ、MMAを見に来たお客さんをRISEの方に持っていこうと思っています」
那須川天心は自分に期待している。