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横浜・田渡凌を直撃インタビュー。
テラスハウス出演とバスケの関係は?
text by
石川歩Ayumi Ishikawa
photograph byShiro Miyake
posted2019/12/27 20:00
入団3シーズン目の今季キャプテンに就任した田渡凌。インタビューは12月17日の練習後に行われた。
漫画家はどんな生活をしているか。
田渡は、テラスハウスの入居理由を、夢に向かってがんばっている住人から刺激を受けたい、自分も向上したいからと話している。
漫画家、コメディアン志望、プロレスラー、モデル、大学生など様々な個性を持つ他の入居者たちと暮らす日々は、どんな刺激になっているのだろう。
「かなり新鮮ですね。たとえば、入居するまでは漫画家がどんな生活をしているかなんて、全く知りませんでしたが、ペッペ(デュラト・ジュゼッペ。12月10日配信の25話で卒業)を見ていると、漫画家って仕事の量がえげつないんです。
ストーリーを考えて、その絵づくりの参考に街で写真を撮って、漫画を描くのを繰り返す。彼の仕事に対する姿勢を見ていたら、もっと自分もがんばらないといけないと思う。
僕はわりと、質というよりも練習をたくさんやってなんぼだと思っている人間なので、彼のストイックさに共感しています」
「ものすごくプラスになっている」
「同じスポーツ選手でプロレスラーの女の子(木村花。スターダム所属)もいますが、プロレスを取り巻く環境はプロバスケとはいろいろと違います。
他のスポーツの環境を知ることで、今の僕たちの環境が当たり前だと思ってはいけないと感じるし、その思いを横浜のチームメイトに伝えたこともあります。
こんな刺激をもらえるメンバーと暮らすのはモチベーションになるし、そのなかで自分だけが成長できなかったら悔しい。悔しいって思わせてくれる友だちは貴重です。そういうルームメイトと出会えたことは、僕にとって、ものすごくプラスになっています」
田渡は高校卒業後に渡米し、ドミニカン大学カリフォルニア校でプレーした。そこでは日本人ながら、チームメイトからの投票によってキャプテンを務めている。
田渡はコミュニケーション能力の高さにもともと定評があり、横浜でも今季キャプテンとして、日本語、英語を交えて外国籍選手を含めたチーム全体をまとめる役割を果たしている。