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メジャーの補強に「聖域」はない。
MVPクラスの選手がトレード対象に? 

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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posted2019/12/25 11:15

メジャーの補強に「聖域」はない。MVPクラスの選手がトレード対象に?<Number Web> photograph by AFLO

フランシスコ・リンドーアクラスの選手でも、メジャーでは普通にトレードの対象になる。補強に聖域はないのだ。

MVP同士のトレードが実現する可能性?

 とても日本的な考えをすれば、カブスは今後2年の内にブライアントと長期契約を交わし、エンゼルスが12年4億2650万ドル(約466億円)もの大金を叩いてマイク・トラウトの流出を阻止したように、「チームの顔」とするのが基本路線だが、メジャーリーグで終身雇用にこだわっていてはチャンピオン・リングはゲットできない。それはエンゼルスを見ていれば分かる。

 エプスタイン編成本部長は、かつてレッドソックス時代に高額契約の選手が増え過ぎて身動きできなくなったことがあり、同じ轍を踏むわけにはいかない。ブライアントがFAまで1年だろうが2年だろうが、トレードを考える時期に来ているのは間違いない。

 そこでふと思ったが、ベッツはメジャー屈指のリードオフマンであり、右翼だけではなく中堅も守れるのでカブスの補強ポイントに合致する。

 一方のブライアントは三塁だけではなく、一塁や右翼も守れる。レッドソックスにはラファエル・デバースという今年ブレイクした若手三塁手がいるけれど、ミッチ・モアランド一塁手がFAになったばかりだ。

 そう考えれば年が明けた頃、ブライアントのステータスが「FA権取得まであと1年」と結論付けられれば、エプスタイン編成本部長とジェッド・ホイヤーGMのコンビが、古巣レッドソックスとの「元MVP同士のトレード」を仕掛けたって、そんなに驚くようなことではない年の瀬であったりする――。

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