リーガ・エスパニョーラ最前線BACK NUMBER
38歳でハットトリック、時速32km!
ホアキン健在の理由は監督と母親?
text by
横井伸幸Nobuyuki Yokoi
photograph byGetty Images
posted2019/12/20 11:40
2002年日韓W杯での快足ウインガーぶりが懐かしいホアキン。乾貴士が所属した頃にはいい兄貴分役にもなった。
トップスピードは今も時速32km超。
余談だが、バレンシア時代にチームメイトにその話をしたところ、自分もという選手が数人いたそうだ。
ホアキンいわく「みんなが思っているほど珍しいことじゃない」。
幼少期にたっぷりの栄養と愛情を吸収したホアキンの身体を見てきたアウレリオは、彼がまだ20代の頃から「あいつは40歳までやれる」と口にしていたらしい。
ベティスのフィジカルトレーナーであるマルコス・アルバレスも40歳までプレーすることは「現実的な目標」だと考えている。
「あと2年は、問題なくトップレベルでプレーできるでしょう。データが示しています。ホアキンの試合中のスピードやスタミナに関する数字は26歳のフェキルと変わりません」。
実際、A・ビルバオ戦でのランニングスピードは時速32kmを越えていた。
ベティスは来年6月末で切れるホアキンとの契約を、少なくとも1年、ひょっとしたら2年延長するつもりでいる。