松岡「良い名前だよね、ソラ（宙）って」

松岡「お兄ちゃんのような感覚ね。カトケンとの出会いは自分を変えてくれたのか、それとも心を変えてくれたのか、自分の人生においてはどんな存在ですか」

菊島「うーん（しばしの沈黙）。安心できる人。色んなところで支えてくれているので、人生においても兄のような存在です」

松岡「素晴らしい答え。ありがとう。では、カトケンさんにとって、ソラさんはどんな存在ですか」

加藤「僕はブラサカを15年やってきて、いつかチームで全国優勝したいという夢があった。でも全国には強豪チームがいくつもあって、それはすごく遠い道だった。でも、今年ついに優勝できて。それはもちろんチームのみんなが頑張った結果ではあるけど、得点王とMVPに輝いたソラがいなければ達成できなかったことだと思うので、そういう意味では僕の夢を叶えてくれた存在でもあります」

松岡「良い名前だよね、ソラ（宙）って。可能性がまだまだ無限大って気がします」

菊島「ソラ（宙）はママがつけてくれました。漢字もママだよね？」

菊島・母「お腹の中にいるときに、エコーで見るじゃないですか。この子は最後まで性別がわからなくて。男の子でも女の子でもどちらでもいいように『そら』と読む名前を考えていました。パパは男の子だとばかり思い込んで、しかもその子にサッカー選手の名前をつけたかったみたいで、『ビエリ』とか色々考えていたみたいです」

松岡「『ビエリ』！　おかしいでしょ、それは。お父さんがつけなくて良かったね（笑）」

菊島・母「そういう名前ばっかり考えていたんですけど、生まれてきたら女の子で。そして未熟児だったんです。だから小っちゃく空じゃなくて、宇宙のようにでっかく育ってねって。それでソラとしました」

松岡「宇宙の宙（ソラ）か。ソラさんの持つ無限の可能性で、これからもブラサカの未来を変えていってほしい。2人の活躍を僕も陰ながら応援しています。カトケンさん、ソラさん、今日は本当にありがとうございました」

（構成：小堀隆司）