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長谷部誠も気になるライバルの動向。
「良い時のバイエルンとは雲泥の差」
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byGetty Images
posted2019/11/13 08:00
バイエルンの異常事態については、長谷部誠すら怪訝に思っている。監督交代はプラスに出るだろうか。
次の監督は未定、まさかの……?
クオリティの高い選手がいるのに単調なサッカーを見せる、なんだか物足りないし、それがラームの引退でさらに厳しくなった。コバチがここにどんな色をもたらすのか、フランクフルトを完全に立て直したように規律をもたらし、スタイルを定着させるのか期待していたが思いのほか短命に終わってしまった。
コーチが指揮をとる状態で、大事なホームでのドルトムント戦を迎えるのもなんだか格好がつかない。後任は決まらないどころか目処が立たない。
ラングニックにはすでに噂を否定しており、テン・ハフやトーマス・トゥヘルは無関心だと言う。フリーなわけでもない現役監督なのだから当然だ。
ヴェンゲルとはコンタクトを取っているとされていたがどうやら物別れに終わったようだ。それ以前に、どう考えても監督としての旬は過ぎている。
モウリーニョなのか、それとも残るシーズンをどうするのだろうか。アンチェロッティを解任したときのように、すでに引退を宣言したユップ・ハインケスを引っ張り出すなんてことはしないで欲しいのだが。