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畠山健介が語る古巣、家族への感謝。
米国ラグビーという少し先の未来へ。 

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畠山健介

畠山健介Kensuke Hatakeyama

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photograph byKensuke Hatakeyama

posted2019/11/04 11:30

畠山健介が語る古巣、家族への感謝。米国ラグビーという少し先の未来へ。<Number Web> photograph by Kensuke Hatakeyama

ニューイングランド・フリージャックスと2年契約を結んだ畠山健介。どんなときも全力でぶつかり続けた男の挑戦を応援したい。

新たなラグビーの世界を見に行く。

 3月末で11年間通い続けたクラブハウスとチームに別れをつげ、そこからは個人でできる限りのトレーニングをしながら、グラウンドの外での仕事、W杯関連の仕事を一生懸命頑張らせてもらって、今日に至る。

 シーズン中、サントリーのとあるスタッフに進退を聞かれた僕は、「海外でプレーしたいです。ヨーロッパもいいですけど、アメリカもいま、国内リーグが成長しそうなので」と答えた。

「お前、アメリカって(苦笑)。アメリカ行ってどうすんの?」と呆れ顔で返答された。

 人それぞれ価値観は違う。アメリカに行く価値などない。そう思う人もいるだろう。しかし、もう一度、言いたい。

 MLRは日本ラグビーにとって、過去であり、未来だ。

 誰も見たことのない新たなラグビーの世界を。新たな歴史と「うねり」が生まれる、ティア2国のプロリーグという少し先の未来に僕は行く。何が待っているのか、僕のラグビー人生がどういう形になるのか、いまは分からない。

 アメリカには妻も娘も一緒に来てくれる。妻は12年間働いてきた仕事を休職してまで来てくれる。感謝しかない。次女はまだ1歳なので問題ないが、小学校に入って新しい友達もできた長女にも少し寂しい思いをさせるかなと思い、「アメリカに行くことになってもいい?」と尋ねると、笑顔で「全然いいよー」と答えてくれた。長女も家族を愛してくれている。今は引っ越しや荷物の整理でドタバタしている。本当にボストンに行けるんだろうか……。

 日本のラグビーファンの皆さん、ボストンで会いましょう!

 Hello Boston!
 My name is Kensuke HATAKEYAMA.
 Made in Japan Pro Rugby player.
 Are you ready?
 I'm ready!

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