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ラグビーが“見えすぎちゃって”困る。
映像技術は危険さを強調しすぎる? 

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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posted2019/10/04 11:40

ラグビーが“見えすぎちゃって”困る。映像技術は危険さを強調しすぎる?<Number Web> photograph by Getty Images

ラグビーはフィジカルコンタクトがとりわけ激しいスポーツである。安全確保との両立はどんな形になるのだろうか。

エディーが浴びた膨大なブーイング。

 そういえば、この試合の最中に、NFLのヒューストン・テキサンズのキャップをかぶったエディー・ジョーンズが映し出された。

 そのときのブーイングのすごかったこと。

 オーストラリアにすれば、母国を痛めつけるようになった裏切り者。

 ウェールズから見れば、宿敵・イングランドの憎きヘッドコーチ。

 準々決勝、エディーとチェイカの対決が濃厚になってきたが、このふたりは、オーストラリアの「ランドウィック」という名門クラブの先輩と後輩にあたる(エディーの方が7歳年上)。

 知将の対決。

 TMOがトピックとなったこの試合、W杯の行方にも少なからず影響を与えることになった。

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エディー・ジョーンズ
マイケル・チェイカ
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