マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
2019年ドラフトを1人で全予想・下。
巨人・西武のリーグ覇者の1位は?
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byAsami Enomoto
posted2019/10/03 18:00
規格外さで言えば、佐々木朗希の右に出る選手はいない。彼のキャリアが今から楽しみである。
ここからプロ志望の表明も増えていく。
〔ひとりドラフト後記〕
今年も無事「ひとりドラフト」を終えることができました。延々とお付き合いくださった方々には、感謝に堪えません。ありがとうございました。
各球団の「総評」を書きながら、毎年思うのだが、どうしてこんなに、いかにも“用意”したようなストーリーが語れるのか……という「不思議」である。
もちろん、ストーリーが語れるように指名しているわけじゃない。指名順に従い、順々に各球団のニーズに沿って指名していくのだが、終わった時に、あらためて眺めてみると、実にうまいこと「ものがたり」のような結果になるのはどうしてだろう。
「ひとりドラフト」を実施して以降、桐蔭学園高・森敬斗(内野手)、近江高・林優樹(投手)が「プロ志望届」を出した。
森は進学、林は就職と聞いていたので、共に上位候補だったが、今回の「ひとりドラフト」では指名されていない。
この時期、ドラフトをめぐる状況は刻々変わる。指名されるはずだったのに、ドラフト前日、選手のほうから断わりを入れる例も実際にある。
17日に迫ったドラフト会議に向けて、スカウトたちにとっても、ファンの皆さんにとっても、気の抜けない日々が続く。