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横峯さくらはC・ロナウドを見て奮起!?
今季総括と国内メジャーへの意気込み。
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byShizuka Minami
posted2019/09/10 18:00
クラブを一新し、気分も新たに戦い続けてきた今季の横峯さくら。国内メジャーでの勝利をキッカケに、さらなるステップアップを目論む!
クラブを一新。自分自身に再びフォーカス!
今シーズン、横峯はクラブ契約をフリーにしてクラブを一新した。
色々試して、最終的にフェードが持ち味の自分に合うクラブを絞り込んでいった。ただ、試行錯誤しているうちに自分のゴルフを見失いかけそうになっていた。
「教科書通りのスイングじゃないですけど、『あの選手がこれをやってるから試してみよう』など、ずっと答え探しをしていました。でも、ゴルフってそうじゃなくて、自分のスイング、横峯さくらにあったスイングをいかにピースにはめていくかという作業だと思い直したので」
そうして自分自身にフォーカスすると決めると、徐々にプレーが安定していった。そのタイミングが7月下旬のエビアン選手権の頃であったのだ。
結果はすぐに表れた。米女子ツアーに参戦して以来、ずっと予選落ちだった「エビアン選手権」で52位タイに食い込んだ。翌週の「AIG全英女子オープン」は今季のメジャー最高成績となる24位タイ。そして「CP女子オープン選手権」で20位タイに入った。つまり、連続出場した3試合の結果の積み重ねで、来季のシード権をほぼ手中にした。
この5年でレベルが急上昇した米ツアー。
もちろん優勝を目指す上で、20位前後で満足してはいけない。だが現実として、選手全体のレベルが上がっているため、生き残りがよりシビアになっていることも確かなのである。
パープレー(年間平均スコア72.000)より良いのは「32選手/2010年→56選手/2015年→101選手/2019年9月7日現在」という数字がそれを物語る。
「予選カットを見てる限りで、本当にレベルが上がっているなと感じています。その中でやらなきゃいけない、やっていかなきゃいけないと思っています。」
33歳というベテランの域に入っても、当然ながら、目指すところは高い。