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田中裕介が知る中澤と憲剛の凄み。
岡山のJ1昇格へ「自分と向き合う」。
text by
石倉利英Toshihide Ishikura
photograph byGetty Images
posted2019/08/14 08:00
J1各クラブで名バイプレーヤーだった田中裕介。今はファジアーノ岡山のためにすべてを尽くしている。
センターバックとしての伸びしろ。
「佑二さんや、憲剛さんの何がすごいのか。いろいろありますけど、僕が一番すごいと思うのは、チームの勝利を決定づける力です。佑二さんなら、最後の砦としてゴールを守る。
憲剛さんなら、決定的なパスでアシストしたり、ゴールを決める。そこは年齢を重ねても衰えないと分析していました。試合を決定づける絶対の能力は、この先の自分にもっと必要になってくると思っています」
中澤佑二は40歳の昨季まで第一線で活躍した。10月で39歳となる中村憲剛は今季も健在だ。それを思えば田中も老け込むような年齢ではなく、本人もそれを自覚して、さらなる成長を誓う。
「センターバックとして、まだ伸びしろがあると感じています。自分と向き合い、これでいいのかと考えることで、もっといいプレーができる。それは常に思っていることです」