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ホークスは「ビジネス人材」も育成?
大学講座で専務が語った経営の裏側。

posted2019/08/02 11:40

 
ホークスは「ビジネス人材」も育成?大学講座で専務が語った経営の裏側。<Number Web> photograph by Kotaro Tajiri

九州産業大学の人間科学部スポーツ健康科学科で授業を行なう、ホークスの太田宏昭球団専務。

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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Kotaro Tajiri

 ホークスの裏側を学んで、単位を取得できる。課外活動のフィールドはヤフオクドーム。ある時は元選手が“先生”となって教壇に立つことも——。

 これは実際に福岡の大学に存在するカリキュラムだ。

 この授業が設置されたのは、九州産業大学(福岡市)に昨春開設された人間科学部スポーツ健康科学科。スポーツをビジネス面から支えるスポーツマネジメント人材の育成を目的とし、ホークスを題材とした教育・研究が開始されたのだ。

「福岡には、プロスポーツチームとして日本トップの売上を誇る福岡ソフトバンクホークスがあり、さらにはJリーグやバスケットボールBリーグ、ラグビートップリーグのチームなど様々なクラブが存在します。しかし、一方でスポーツビジネスやスポーツマネジメントを学ぶことのできる環境はこれまであまり整っていませんでした」

 このゼミを担当する福田拓哉准教授は趣旨をそのように説明してくれた。「プロスポーツ組織のマーケティング戦略」を研究テーマにしている福田准教授は、日本スポーツマネジメント学会(JASM)の運営委員も務めている。

太田宏昭球団専務の講義に潜入。

 昨年、今年と前期の15回にわたり講義が行われた中で、うち2回は公開講座として学生以外の一般にも開放。昨年はファイターズ、ベイスターズ、ホークスで活躍した元投手の江尻慎太郎氏(当時・球団広報部)が営業部長と2人で登壇し、「プロ野球ビジネスの現状とホークスの取り組み」と題して講義が行われた。

 そして7月19日、今年2回目の公開講座では、太田宏昭球団専務が登壇。その講義に潜入してみた。

 授業は3号館の3階だ。九産大に到着。学内案内図を見てまず愕然とした。え、23号館とかあるんですけど……。学棟のほかにも美術館や陸上競技場、野球場も備わっている。以前に福岡六大学野球のリーグ戦取材に訪れたことはあったが、あの時はキャンパスをじっくり見て回ることはしなかった。

 余裕を持って自宅を出発したはずなのに教室に着いたのはギリギリだ。もう学生たちがたくさん座っている。ちょっとご年配の一般受講者と思われる方も散見された。ざっと見渡した感じ、100名弱ほどいるようだ。

【次ページ】 「タカガールデー」で実地調査。

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