オリンピックPRESSBACK NUMBER
200m自由形で日本勢初の銀メダル。
松元克央と伸び悩みを打破した名将。
text by

田坂友暁Tomoaki Tasaka
photograph byHiroyuki Nakamura
posted2019/07/25 11:50

200m自由形で日本人初となる銀メダル獲得。東京五輪まで1年というタイミングで松元克央の成長は心強い。
4/4 ページ目
この記事を1ページ目から読む
「だから来年は金メダルを獲って」
「銀メダルでも鈴木先生は喜んでくれると思うんですけど、金メダルじゃないと心からは喜んでくれないと思います。だから来年は金メダルを獲って、心の底から喜ばせたいなと思います」
同じ到達点を目指す固い絆が、このふたりには存在する。
競泳で初めて五輪に出場した1920年のベルギー・アントワープ大会から、東京五輪でちょうど100年目を迎える。
ADVERTISEMENT
日本人が挑み続けながらも高い壁に阻まれてきた、200m自由形での金メダル獲得という壮大な夢を叶えてくれるかもしれない。
名将と松元のふたりを見ていると、そんな期待を抱かずにはいられない。

