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【NSBC第3期 スペシャルトーク】
池田純×松下浩二Tリーグチェアマン
「Tリーグ、1年目を徹底的に総括する」

posted2019/06/04 08:00

 
【NSBC第3期 スペシャルトーク】池田純×松下浩二Tリーグチェアマン「Tリーグ、1年目を徹底的に総括する」<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

松下チェアマン(右)は、Tリーグ1年目を「70点」と総括。残り30点プラスアルファについいて、池田氏とのトークはアイデア満載だった。

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 2018年10月に華々しく開幕した卓球の新リーグ「Tリーグ」。男女4チームずつ、水谷隼や張本智和、石川佳純や平野美宇ら日本のトップ選手はもちろん、各国のトップ選手も参加してのハイレベルな戦いは、男子は「木下マイスター東京」、女子は「日本生命レッドエルフ」が優勝チームとなり、水谷隼が男子MVP、早田ひなが女子MVPに輝いた。
 今回はチェアマンである松下氏とNSBC学長・池田氏の対談形式でTリーグ1年目を振り返り、2年目の課題を語り尽くした。


池田 卓球のTリーグ、1年目のシーズンが終わってから、2カ月ほどが経ちました。松下さん、率直に1年目、いかがでしたか?

松下 ファーストシーズンは、なんとか乗り切ったな……というのが正直なところです。

池田 リーグをいちから作る、というのは本当にすごいことです。本当に大変なことが多かったと思います。まだ1年目ですし、当然課題などが山積みであることは重々承知のうえで、今回は失礼ながら質問や提言などをさせていただければと思います。

松下 立ち上げ期間が1年半しかありませんでしたしね……。2017年の3月に、社団法人Tリーグを立ち上げた時は、社員は私ともう1人、つまり2人からのスタートでした。リーグを成立させるためのチームを揃えなければならないし、チームを成立させるために選手を揃えなければならないし、スポンサーも持ってこなければならない。少しずつスタッフは増えていきましたが……。

池田 既存の日本卓球リーグとの関わりは、結局どのような?

松下 一緒にやる方法をいろいろ考えていたのですが、今回は一緒にやらない、ということになりました。少なくとも2020年度までは、別々の開催となります。ただ、日本卓球リーグからの参入は認めていただいたので、女子1部の日本生命(レッドエルフ)と、男子1部の琉球アスティーダが参入してくれました。でも、残りの6チームは新しく作ることになりました。

池田 男女各4チーム、よく揃いましたね。

松下 実は2017年の12月の段階で、男女6チームずつを発表できたらと思っていたのですが、その時点では3チームずつしかなかった。今だから話せますけど(笑)。2018年に入ってから、埼玉(T.T彩たま)と名古屋(トップおとめピンポンズ名古屋)がやってくれることになって。

池田 チームが揃ったら、今度は選手集めですね。

松下 特に新規のチームはスカウトする体力があるわけではないので、Tリーグ主導で国内外の選手に声をかけていきました。「世界ナンバーワンのリーグにする」ということで、各チームは「世界ランキング10位以内、あるいは世界選手権や五輪のシングルス3位以内、団体戦優勝の実績がある選手」を必ず1人登録する、というルールを偉そうに作っちゃいましてね。
 それがあったものだから、日本のトップ選手はもちろん、海外のトップ選手を呼んでこなければ、と世界中を必死に駆け回りました。結果的には、他地域のトップ選手が数多く参加してくれました。

【次ページ】 観客は平均1300人、ファイナルは5000人。

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