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無冠レアル、グリーズマン退団……。
リーガで大改造が必要なクラブは? 

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横井伸幸

横井伸幸Nobuyuki Yokoi

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posted2019/05/25 11:30

無冠レアル、グリーズマン退団……。リーガで大改造が必要なクラブは?<Number Web> photograph by Uniphoto Press

昨年夏にA・マドリーと契約を延長していたグリーズマンも退団。その背景には功労者ゴディンの去就が絡んでいた?

シメオネが据える“軸”は誰に?

 いずれにせよ、攻撃の軸を突如失うことになったシメオネは頭を抱えているに違いない。

 さらに、リーガ閉幕直前には加入1年目にして中盤の守備の要となったロドリゴまでもが移籍の意志をクラブに伝えたと報じられている。こちらも不測の事態である。

 そんななか唯一の救いといえるのは、チームの再建資金には困らないことだろう。

 L・エルナンデスの契約解除金が8000万ユーロ(約98億円)。

 グリーズマンの契約解除金は1億2000万ユーロ(約147億円)だが、彼を育成したR・ソシエダに20%納めるルールがあるので、手元に残るのは9600万ユーロ(約118億円)。

 そこに、スポルティング行きが決まったビエットの移籍金750万ユーロ(約9億円)が振り込まれるため、この夏A・マドリーは計1億8350万ユーロ(約225億円)分の買い物をすることができる。加えて、もしロドリゴが本当に去ることになったら、さらに契約解除金7000万ユーロ(86億円)だ。

 主力が去るアトレティコサポーターにとっては喜ばしくも何ともないだろうけれど、どんな大物を連れてくるのか。外野はわくわくしてしまう。

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