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複合W杯で驚異の8年連続3位以内。
渡部暁斗、モチベーションの源。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byGetty Images
posted2019/04/01 08:00
渡部は過去8シーズンのワールドカップ総合成績で、3位3回、2位4回、優勝1回と安定した好成績を記録している。
北京五輪で「3度目の正直」を。
状況を変えるには、メダルの色、つまり金メダルしかない。
そんな思いとともに、五輪後のシーズンを戦った。だから見据えるのは3年後の北京五輪にほかならない。オフシーズンには「3度目の正直として、全力で獲りに行きたいです」と語っている。
今シーズンのワールドカップ。総合2位という結果については、「地力の底上げができている証拠。確実に安定感はあるし、それがかなりハイレベルであるのは間違いない」とコメントしている。
8シーズン連続で総合3位以内に入るという、驚異の成績を残し続ける渡部。競技の環境を変えるために、2022年での金メダル獲得をまっすぐに目指す。