サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
森保Jの新たな挑戦を告げるリスト。
13人もの入れ替えがなぜ可能に?
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2019/03/15 11:50
久々の代表招集となった香川真司。ロシアW杯ベルギー戦以来となる雄姿を見られるか。
鎌田招集と長友、酒井に代わるSB。
新しいメンバーとしては、ベルギーで12得点を叩き出している22歳の鎌田大地を招集しました。今季の活躍ぶりを見ても、招集は時間の問題だと思っていました。
そして所属するシントトロイデンは冨安健洋、遠藤も所属していて、FC東京でGMを務めた立石敬之氏がクラブのCEOを務めています。日本とのパイプが太いことを考えても、コパ・アメリカの出場を相談しやすい状況にあると言えます。
今回、抜群の実績を誇るレスターの岡崎慎司に声を掛ける選択肢もあったはずですが、まずは鎌田の力量を見てみたいという思いが森保監督にあったように思われます。
層が厚いとは言えないポジションにサイドバックがあります。
長友佑都、酒井宏樹を脅かす存在が出てきていません。今回、彼らを呼ばないことで、室屋成、西大伍、佐々木翔、安西幸輝を競わせていくことにもなります。試合を通して南米勢相手にどこまでやれるのか試されます。ボランチも山口蛍や守田英正、そして小林祐希がどう絡んでいくかも注目です。
多くの選手を競わせ、伸ばしていく。そしてコパ・アメリカのメンバーを見極めていく。アジアカップを終え、森保ジャパンの第2章が始まります。