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冷蔵庫の醤油と徹夜のゲーム。
愛しき世界王者ハビエルの引退。
~欲の無い選手が教えた愛のパワー~

posted2019/02/24 15:00

 
冷蔵庫の醤油と徹夜のゲーム。愛しき世界王者ハビエルの引退。~欲の無い選手が教えた愛のパワー~<Number Web> photograph by Getty Images

有終の美を飾ったフェルナンデス。'15年、'16年世界選手権を制し、平昌五輪で羽生、宇野に続く銅メダルを獲得。

text by

野口美惠

野口美惠Yoshie Noguchi

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Getty Images

 氷上のヒーローがまた1人、戦いの場を去った。羽生結弦と共にスケート界を牽引したハビエル・フェルナンデスが、欧州選手権7連覇の偉業で有終の美を飾った。

 スケートに馴染みのないスペイン、マドリッド生まれ。'08年夏にニコライ・モロゾフの合宿で才能を見出され、「母国に帰り無名で終わるか、私と世界を目指すか」と聞かれるとスーツケース1つでスペインを飛び出した。

「ニコライは、国外に出て戸惑う僕に、戦う強い情熱をくれたんだ」。当時は織田信成、安藤美姫、村主章枝らも同チーム。「オハヨウ、サヨナラ」など日本語で挨拶し、チームに馴染もうとした。冷蔵庫には醤油と照り焼きソースも常備して、日本食を好きになった。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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