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サルガドが語るカルバハル。「彼の攻守のバランスは現代に必須だ」 

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栗田シメイ

栗田シメイShimei Kurita

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photograph byMutsu Kawamori

posted2018/05/15 06:00

サルガドが語るカルバハル。「彼の攻守のバランスは現代に必須だ」<Number Web> photograph by Mutsu Kawamori

ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー)。

金色の長髪をなびかせる姿は現役時代と変わらない。「銀河系」時代のレアルで、スター軍団を支えた男。技術論から国民性まで、SBを論じ出すと止まらない。

 サンティアゴ・ベルナベウの右サイドは、10年間不動のものだった。目まぐるしく指揮官が代わる中、ミチェル・サルガドは重用され続けた。“銀河系”とも呼ばれた時代の話だ。サルガドがレアルを去った2009年以降、スペインは良質なサイドバックを続々輩出する“生産国”となった。先駆者が明かす、SB論に耳を傾けた。


――現在、あなたが考える世界最高のSBは誰でしょうか?

「ベストはダニエル・カルバハルだ。攻撃、守備のバランスが非常に優れた選手だ。走力、技術、守備力、戦術理解。どの点をとっても、アベレージが高い。それに、彼のスタイルは自分と重なると感じるよ。デビューからずっと注目している」

――カルバハルが優れている点とは?

「SBというポジションは、試合中に激しく上下動できることが大切な要素だ。オーバーラップの際も、守りを意識しながら攻撃参加しないといけない。また、守備の際も攻撃的に守ることを求められる。それが、現代サッカーに求められるSB像なんだ。平均的に優れており、アグレッシブに守れる選手。これが、私の考えるベストなSBの条件だ」

――彼はレアル・マドリーでも、代表でもレギュラーを掴んでいます。

「レアルと代表では、求められる役割も若干違う。代表はより守備面での貢献が必要とされているね。それに高い水準で応えているのも、私が彼を推す理由だよ」

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