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<サッカー日本代表 世代考察>
プラチナ世代は伸び悩みを超えて輝きを見せられるか。 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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posted2016/09/12 06:00

<サッカー日本代表 世代考察>プラチナ世代は伸び悩みを超えて輝きを見せられるか。<Number Web> photograph by Getty Images

2009年10月24日 U-17W杯グループリーグ ブラジル戦

 ただの早熟の世代だったのか、それとも、その名に相応しい異能の集団なのか――。

「プラチナ世代」の称号を与えられた'92年組('92年4月~'93年3月生)のことである。

 この世代がスポットライトを浴びたのは、'05年の第1回MBC国際ユース大会だった。この大会に参加したU-13日本選抜は、イングランド、ブラジル、フランスの選抜チームを大差で退け、世界一に輝いている。

 クラブチームとして参加した国が多かったとはいえ、衝撃だったのは、結果以上にその内容だった。なかでも象徴的なのが、南アフリカとの決勝でマークした2点目だ。

 味方にグラウンダーのクロスを送る直前に日本の6番が披露した、まるでメキシコW杯のマラドーナを思わせる5人抜き――。見る者に強烈なインパクトを与えたこの6番こそ、中学1年の宇佐美貴史だった。


 大会には、のちに宇佐美とともにU-17W杯に出場する高木善朗、宮市亮、杉本健勇も参加していたが、ほかにも同年代の逸材が全国各地に散らばっていた。

 U-17W杯で10番を背負う柴崎岳、高校生でJデビューを果たす宮吉拓実と小川慶治朗、10代で所属クラブの10番を託される小林祐希と小野裕二など、才能豊かな選手たちが、次々頭角を現すのだ。「黄金世代」と謳われた小野伸二、稲本潤一、遠藤保仁ら'79年組の再来を予感させた彼らは、それに匹敵する、あるいは、凌ぐ世代になってほしいという願いを込めて「プラチナ世代」と呼ばれるようになる。

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