Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER

<投球術分析>
江夏豊「鶴岡が引き出した藤浪の“進化”」 

text by

Number編集部

Number編集部Sports Graphic Number

PROFILE

photograph byNanae Suzuki

posted2015/09/03 06:00

<投球術分析>江夏豊「鶴岡が引き出した藤浪の“進化”」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki
藤浪のボールが進化している。その成長の秘密を解くカギは、左打者への配球術にあった。

 今季の藤浪晋太郎は、“エース格”と呼んでもいいくらいの素晴らしい投球内容を見せている。

 着地する左足が三塁側へと流れるインステップが欠点だと昨季まで指摘されていた。インステップして左打者のインコースに投げ込もうとすると、どうしても力んでコントロールが乱れてしまう。カットボールは投げられるが、直球とスライダーを放れなかったのだ。

 ところが、5月14日のヤクルト戦で鶴岡一成と今季初めてバッテリーを組むと、左バッターのインサイドに鋭い速球で攻めることができていた。今までの力任せの投球が、なぜ改善されたのか。よくよく観察すると、その秘密は鶴岡のリードにあった。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 1146文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

阪神タイガース
江夏豊
藤浪晋太郎
鶴岡一成

プロ野球の前後の記事

ページトップ