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新ルールで好成績をおさめたフェアリージャパンの武器とは。~新体操のルール変更を逆手にとった戦術~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byAFLO
posted2018/04/19 15:00
昨年の世界選手権、団体種目別ボール&ロープで銀、同フープと団体総合、個人種目別フープで銅と躍進を遂げた。
進境著しい妖精たちがシーズン初戦でスタートダッシュを飾った。新体操のW杯ソフィア大会が3月30日から4月1日までブルガリア・ソフィアで行なわれ、団体日本代表フェアリージャパンは種目別「ボール&ロープ」で優勝、団体総合と種目別「フープ」で2位になる上々の滑り出しを見せた。
日本は、杉本早裕吏、松原梨恵、熨斗谷さくら、鈴木歩佳の4人を軸に、5人目は種目によって織田莉子と横田葵子を入れ替える布陣。初日の団体総合前半「フープ」では、手具の交換でキャッチの際に移動してしまうミスがあったものの、全体的によくこらえて3位発進。続く2日目の団体総合後半「ボール&ロープ」では、練習段階で完成度が低かった箇所の技を無難なものに替えて高得点を出し、合計で2位になった。