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名キッカーへと変貌したメッシから学べること。~世界一と呼ばれながら、さらに新技術を練習した意欲~ 

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豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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posted2018/03/22 10:00

名キッカーへと変貌したメッシから学べること。~世界一と呼ばれながら、さらに新技術を練習した意欲~<Number Web> photograph by Getty Images

3月4日のA・マドリー戦で26分に直接FKを叩き込みこれが決勝点に。キャリア通算600点目を記録した。

 メッシが3試合連続で直接フリーキックを決めた。3戦連発はリーガでは30年ぶりのことだという。

 少し前までのメッシにFKのイメージはなかった。ロナウジーニョ、デコ、マルケス、アンリ、シャビら先輩の名手に任せ、自ら蹴ることは稀だった。しかし、すでに名声を得ていた20代中頃、「今の僕が伸ばすべきはFK」と語り、猛練習を始めた。

 練習後、控えGKのピントを呼んで次々とボールを蹴った。ロナウジーニョやシャビにアドバイスをもらい、アルゼンチン代表ではマラドーナに教わったこともある。

 '10-'11シーズンに決めたFKによるゴールは1点だったが、特訓を始めてから精度は向上し、'15-'16シーズンは過去最高の7本を記録。昨季は4本、今季はすでに6本を決めた。才能があったのはいうまでもない。称賛すべきは、世界一の名をほしいままにしていた20代後半から練習に取り組み、ものにした意欲だ。メッシのFKは今ではバルサとアルゼンチン代表の大きな武器になっている。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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