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黒子としてピッチを走り抜いた羽生直剛、悔いなき16年間。~オシムチルドレンは、最後まで責任感の塊だった~
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byKYODO
posted2018/01/26 07:00
'06年には当時、代表監督のイビチャ・オシムから高く評価され、代表初選出。国際Aマッチ通算17試合に出場。
オシムチルドレンの一人、羽生直剛が現役を引退した。ジェフでキャリアをスタートさせ、10年ぶりに古巣に戻ってから16年間のプロ生活にピリオドを打った。ジェフを通じて彼はこうコメントを寄せている。
「1年前、ジェフに戻ることが一番チャレンジングなものでした。1年を経て人は、この結果を失敗というのかもしれません。ですが、僕にとって一番の挑戦に進まないで後悔することのほうが失敗なんだと思います」
昨季はJ2でわずか8試合の出場にとどまったものの、38歳のベテランからは現役をやり遂げたという充足感が伝わってくる。