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メダルが至上命令の東京五輪、森保監督の勝負勘は輝くか。~日本人最多、3度のJ制覇はダテじゃない~
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byKYODO
posted2017/12/02 17:00
選手として国際Aマッチ35試合出場の経験に加え、監督では広島を指揮した6シーズンで3度優勝と実績も十分。
2020年東京五輪のサッカー男子日本代表監督に森保一が就任した。
「結果については自国開催でみなさんが望まれているのは間違いなくメダル獲得。そうなるように頑張っていきたい」
就任会見では'68年メキシコ五輪の「銅」以来、52年ぶりのメダルに意欲を燃やした。
実績は申し分ない。サンフレッチェ広島では5年半の監督生活で3度、日本一に輝いている。毎年のように主力を引き抜かれながら、持てる戦力のやりくり上手が光った。
勝負師として印象に残った試合がある。
ガンバ大阪と戦った'15年のチャンピオンシップ。アウェイの第1戦を3-2で勝利し、ホームで第2戦を迎えた。前半に今野泰幸のゴールでリードを許し、ガンバの流れになりつつあった。