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2019年W杯の組分けが決定。タフな戦いに期待が高まる。~ラグビー界にとって「理想的」か「厳しい戦い」か~
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph byNobuhiko Otomo
posted2017/06/01 16:30
組分け抽選会に出席した(左から)大野均、ジョセフHC、堀江翔太。欧州の強豪国を破り、初の8 強入りを目指す。
並んだ国名を眺めるだけでにやけてしまう。この試合はすごいことになる。この試合はアイツとアイツの対決だな。この試合は何を置いても駆けつけなければ……。まったく、これがワールドカップ(W杯)の魅力であり魔力だなと改めて思う。5月10日、京都で行われた組分け抽選会を境にして、2019年W杯はにわかに現実感が増した。
当日はホスト国・日本の入るプールをまず決め、以後は下位のグループから順繰りに抽選を進めていった。A組に入るのがスコットランド、アイルランドと決まったときは会場にどよめきが起こった。もちろん強敵に違いはないが、ニュージーランド(NZ)やイングランドのような絶対的な存在ではない。