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躍進期する男子バスケ、新エース・比江島慎の実力。~田臥勇太とのダブルガードは独特のリズム感が武器~
text by
矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byAFLO
posted2016/01/28 06:00
1月の全日本総合選手権決勝は田臥勇太を擁するリンク栃木相手に勝負強さを見せ、快勝。
国際バスケットボール連盟による制裁及び解除という苦境を乗り越え、昨秋、18年ぶりにアジア選手権ベスト4入りを果たした男子日本代表“隼ジャパン”。今年7月に開催されるリオデジャネイロ五輪世界最終予選(セルビア・ベオグラード)で新エースとして期待されるのが、身長190cmの大型ガード、比江島慎だ。
福岡・百道中、京都・洛南高、青山学院大とバスケット界のエリート街道を歩み、高校と大学で多くのタイトルを獲得。'13年にアイシンシーホース三河へ加入した。ドリブルが巧く、パスセンスがあり、シュート力抜群という万能選手。とりわけシュートに関しては、ドライブからはもちろん、ミドルも3点も高確率で、バリエーションが実に豊富だ。