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清宮幸太郎がプロでも変わらずにいられること。~どこでも普通に野球ができるのは、特別なことだ~ 

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中村計

中村計Kei Nakamura

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photograph byKYODO

posted2018/05/17 15:00

清宮幸太郎がプロでも変わらずにいられること。~どこでも普通に野球ができるのは、特別なことだ~<Number Web> photograph by KYODO

プロ初打席で楽天・岸孝之からフェンス直撃の二塁打。5月9日には初ホームランも。

 5月2日に一軍デビューを飾った清宮幸太郎は、札幌5連戦で5試合連続安打をマーク。だが、それ以上に驚かされたのは、清宮のグラウンドにおける佇まいだった。清宮同様、高卒で、鳴り物入りで巨人入りした経験を持つ同僚の大田泰示は、その5試合を振り返り言った。

「ドラ1で入って、ただ使われているわけじゃない。普通に戦えているところが、まず、彼のすごさ」

 4試合目、清宮は一塁走者として、センターフライで飛び出す走塁ミスを犯した。ただ、それも緊張ゆえというよりは、いつもの清宮であるように映った。


 プロのスカウトは有望なアマチュアを評し「今のままでもすぐプロで通用する」という言い方をする。しかし、プロの世界で「今のまま」の力を出すことがいかに難しいか。松坂大輔の横浜高校時代の同級生で、苦労人でもあるDeNAのG 後藤武敏がこんな話をしていたことがある。

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