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天才が天才であり続けるために。~畑岡奈紗が見習うべきは大谷翔平ではなく、イチロー~ 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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posted2016/10/28 10:30

天才が天才であり続けるために。~畑岡奈紗が見習うべきは大谷翔平ではなく、イチロー~<Number Web> photograph by KYODO

10月2日、日本女子オープンを17歳で制した畑岡奈紗。

「天才がきた……」。9月29日から4日間、栃木・烏山城CCで開催された国内女子ゴルフ最高峰の日本女子オープン。その予選ラウンド初日に堀琴音は一緒に回った17歳の少女のゴルフにこう唸ったという。

 ただ、まさかそのときはこの少女が最終日に1打差で自分を破ってアマチュア史上初の日本の頂点に立つとは想像もしてはいなかったはずである。

 天才の名は畑岡奈紗(なさ)。

「人がやらないことをやって欲しい」との願いを込めて、両親がアメリカのNASA航空宇宙局から命名した。


 小学生時代は男子に混じって少年野球をやり、中学校では陸上部で下半身を鍛えた。11歳から宍戸ヒルズCCに勤務していた母・博美さんの勧めでゴルフを始め、2013年から中嶋常幸プロのアカデミーで腕を磨いてきた。すでに'15、'16年と世界ジュニアゴルフ選手権を連覇している。

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畑岡奈紗

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