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走り高跳びで13年ぶり日本新記録。
実業団を断り海外で育った戸邉直人。 

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松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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posted2019/02/11 10:00

走り高跳びで13年ぶり日本新記録。実業団を断り海外で育った戸邉直人。<Number Web> photograph by Getty Images

日本人にとって鬼門だった走り高跳びで、メダルの現実味を帯びてきた戸邉直人。

東京五輪のためのポテンシャル。

 世界記録は2m40を超えているが、オリンピックで2m40以上の記録を出した選手はいない。直近の8大会を見ても、金メダルの記録は2m34から2m39の範囲内におさまる。

 大舞台では、勝負を最優先として駆け引きが繰り広げられる。通常とは異なる緊張感が漂うのは海外の選手も変わりない。だから世界記録には届かないところでメダルは決まってきた。

 本人も目標とする2020年東京五輪でのメダル獲得に向けて、まだ課題はある。それでも、今回の日本新記録は、その可能性とポテンシャルをあらためて感じさせた。

 オリンピックのプレシーズンにどこまでの結果を残せるか、注目される。

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