NSBC ReportBACK NUMBER
初J2・FC琉球の「新戦力」として。
三上昴さんが池田純氏から学んだこと。
text by
瀬尾泰信(Number出版部)Yasunobu Seo
photograph bySports Graphic Number
posted2019/01/14 08:00
沖縄に腰を据える覚悟を固めた三上さん。念願の「感動や大義のある仕事」に日々邁進している。
'22年にはJ1基準のスタジアムが沖縄に!
沖縄に常駐、という条件は、ハードルにはならなかったのだろうか。
「実は僕の妻は、沖縄の宮古島出身。今度の勤務地は沖縄本島になりますが、毎年3回は帰っていましたから、これも何かの縁なのかな、と。しばらくは単身赴任ですが、来年の春までには家族を呼び寄せるつもりです。
もちろん、大きなチャレンジです。収入も、正直に言えば半分以下になりますが、さきほど話した大義や感動を得られる仕事には大きな価値があるし、やりがいがあります。家族も理解してくれているので、思い切りやりたいですね」
Bリーグの琉球ゴールデンキングス、昨年10月に開幕したTリーグの琉球アスティーダをはじめ、沖縄のプロスポーツチームとの連携も、積極的に模索していくという。
「ゴールデンキングスの試合を先日観ましたが、会場は大きな盛り上がりで、学ぶところがたくさんありました。
2020年には沖縄市に1万人収容のアリーナもできますし、彼らは確実に僕達よりも前を走っている。
でも、2022年には奥武山公園にJ1基準のサッカー専用スタジアムが作られる予定です。そこをホームにしていければ、もっと上にいける。沖縄でサッカーがより盛り上がっていく機運が高まっているのです。
まずはJ2でのファーストシーズンに向けて、現状をしっかりと把握することから始めて、J2でしっかり戦える体制を作っていきたいと考えています」