スポーツ百珍BACK NUMBER
高校サッカーのキャプテンマークは
CBとボランチだらけ。全48校調査!
posted2019/01/08 08:00
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph by
AFLO
年末年始になると流れるおなじみのテーマ曲と、ボールを蹴り上げるロゴマーク。そしてスーパープレーを見せる選手と、それを応援する仲間たち――。
第97回全国高校サッカー選手権が佳境を迎えている。青森山田や流通経済大柏といった優勝候補が順当に勝ち上がったかと思えば、初出場の瀬戸内が一気にベスト4まで駆け上がるなど、トーナメント戦らしい組み合わせの妙も起きている。
そんな選手権にいそいそと足を運び、カメラマンとして撮影することもある。取材終了後、選手入場や集合写真を見ていると「キャプテンマーク巻いているの“4番”とか“6番”が多いな」と感じる。
サッカーのゲームキャプテンには数多くの役割がある。それが高校サッカーとなると試合前のコイントスだけでなく、試合後には応援団へのあいさつで「礼!」と真っ先に声を掛けたりもする。そしてピッチから離れてもレギュラーとベンチのメンバーの想いを一致させたり、後輩との風通しを良くしたりするのも重要な任務だ。
全48校のキャプテンは……。
そんな重責を担うのは、中盤から後ろの選手の方が多いんじゃないか。ここ数年、ずっと思っていたが、なかなかそんなことは調べきれなかった。しかし幸運なことに今大会から選手権全試合の動画が見られるようになった。
そこで正月休みを返上し、出場全48校でキャプテンマークを巻いていた選手の起用ポジションを調べてみた。負傷やチーム事情などで本来のキャプテンが出ていないケースもあるが、そこは割愛させてもらう。
GK:2校
青森山田、草津東
センターバック:17校
旭川実、駒澤大高、一条、矢板中央、立正大淞南、帝京長岡、大津、和歌山北、桐光学園、東邦、米子北、富山第一、西京、四日市中央工業、明秀日立、浜松開誠館、羽黒
サイドバック(ウイングバック):4校
那覇西、仙台育英、龍谷、徳島市立
ボランチ(インサイドハーフ、アンカー):15校
尚志、都市大塩尻、浦和南、神村学園、高知西、大分、遠野、国士舘、東山、丸岡、大阪学院、前橋育英、宇和島東、日章学園、日本航空
2列目:7校
瀬戸内、岡山学芸館、東福岡、秋田商、関西学院、長崎総科大附、四学香川西
フォワード:3校
岐阜工、星稜、流通経済大柏