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巨人では歯痒い存在だった。
中井大介は移籍で輝けるか。
~トライアウト経由DeNA行き、開花するか~
posted2018/12/19 15:00
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph by
NIKKAN SPORTS
多摩丘陵にあるジャイアンツ球場に足繁く通ったG党にとって、彼は常に歯痒い存在だったに違いない。一軍では10年で161本のヒットしか打てなかったものの、二軍では11年で699本のヒットを放った。ジャイアンツの中井大介はいつもそこそこの期待をかけられ、その期待を裏切ってきた。
プロ5年目の2012年、二軍で最多安打と打点王のタイトルを獲得。6年目には一軍で48試合に出場し、打率.324と結果を残した。当時、中井はこう言っていた。
「チャンスをもらっているうちに結果を残さなきゃ、ということはわかっています。しかも、それを続けなければこのチームでは認めてもらえない。だから結果を欲しがって、思い切りが悪くなってしまうんです。そこを越えなければ、次はないと思っています」