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ラグビー界のパイオニア村田亙、
母校専修大をフランス式で強化中。
text by
多羅正崇Masataka Tara
photograph byMasataka Tara
posted2018/11/26 10:30
かつての名選手、村田亙がノウハウを授けた専修大の今後に注目だ。
まるでトルシエのように。
指導方法にもフレンチ・スタイルを採り入れている。
「フランスに行ったとき、コーチ陣がみんな動いていたんですよね。座っていない。動けるうちは動いて教えてあげた方が良いと思っているので、サッカーのトルシエ監督のように、身振り手振りで」
厳しい練習にも積極的に参加している。1年生の堀田は「フィットネス練習に参加されたりするので、一緒に練習をしているという感じです」。
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なぜ練習に加わるのか。その理由はいかにも40歳まで現役を続けた鉄人らしいものだった。
「フィットネス練習は、『どれくらいきついんだろう』と思って一緒に走ったりします。選手も一緒にいることで『やらなきゃ』と思うでしょう。監督に負けるわけにはいかないでしょうし」
日本ラグビーの先頭を走ったパイオニアは、舞台を大学ラグビーに移し、今も現役で走り続けている。