プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
オカダ・カズチカと棚橋弘至が友達?
新日トップがタッグを組む思惑は……。
text by
原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2018/11/25 10:00
この2人の握手に、果たしてどんな未来があるのか……まさにカオスと化した新日本のトップ選手たち。
「握手の意味は、友達」
「どうなるかわからないけれど、プロレスは裏切りだけじゃない」と、オカダの言葉を受けた棚橋。
それに対して、オカダはこう返している。
「握手の意味は『友達』。棚橋さんに初めて『友達』ができたんじゃないかなと思う。でもね、別にこれで、タッグを組むわけじゃないから。
今回、助けてもらったことに関しては、ありがとうございます。友達として言ってやるよ。
ただ、オレはオレで向かっているところがある。棚橋さんだってそうでしょう。ケニー(・オメガ)を倒そうとしているんでしょう?
オレもね、今、かわいい後輩を1人、かわいがってやらなきゃいけないから……まだまだ何があるかわからないよ」
この先、一連の6人タッグや8人タッグで2人に何かが起きるのか、何も起きないのか……それはわからない。
2人だけの正真正銘のタッグチームが近い将来実現するのか、それとも今回のテストケースのような組み合わせだけで、その先はなかったことのように消滅してしまって、これ以上、接近することはないのか?
棚橋にも、オカダにもそれはわからないという。
だが、今後の展開には今が重大な局面であることは間違いないだろう。