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いつか荒川静香さんみたいに……!
白岩優奈が目指す五輪と資金援助の輪。 

text by

松原孝臣

松原孝臣Takaomi Matsubara

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photograph byAsami Enomoto

posted2018/11/19 16:30

いつか荒川静香さんみたいに……!白岩優奈が目指す五輪と資金援助の輪。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

11月15日から始まったクラウドファウンディングでは、1130万円を超える額(11月19日現在)が集まっている白岩優奈。

1日でクラウドファウンディング目標達成!

 例えば2016年4月6日、練習中に左足脛骨を骨折。2カ月以上、氷上を離れざるを得なかった。

 そこから復帰し、世界ジュニア選手権代表の座もつかんだが、腰を痛めている中での試合となった。

「すごい苦しくて、泣いていた時期もありました」

 骨折のときをそう振り返るように、そのたびに落ち込み、でも前を向いてきた。その原動力は次の言葉にある。

「滑ることができる喜びを感じられるのが大きいと思います」

 フィギュアスケートはかけがえのない存在だから、滑ること自体の喜びが根底となって競技生活を支えている。

 大切な存在だから、もっと成長したい、夢をかなえたいと思う。あきらめるわけにはいかない。それが今回の行動を促した。

「母からは、1日目で目標額を超えたことを聞きました。たくさんの方に応援していただいて感謝しています。これからの活躍を期待して、支援してくださっていると思うので、応えられるように結果を出せるようにしたいと思います」

 白岩は、真剣な表情で語る。

 まずは12月下旬の全日本選手権が控えている。

「全日本ではちゃんと笑って終われるような結果にしたいなと思います」

 自分の可能性を信じて、白岩優奈はこれからも進んでいこうとしている。

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