フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
紀平梨花が日本人初の偉業を。
3アクセルでシニアGP初戦に優勝。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2018/11/14 16:30
過去、日本人フィギュアスケーターの誰もなし得なかった「シニアGPデビューで優勝」という快挙を成し遂げた。
予想が難しくなったGPファイナル。
これでファイナルを除くGP6大会のうち、4大会が終了した。
NHK杯での女子トップ3人は、GPヘルシンキ大会のアリーナ・ザギトワの215.29よりも高いスコアを出している。
過去3シーズン、圧巻の強さを保ってきたエフゲニア・メドベデワは、カナダに拠点を移した今シーズンはまだ本来の滑りを見せておらず、スケートカナダでは200ポイントに達しなかった。
今シーズンのGPファイナルでは、女子はどのような結果になるのか予想の難しい展開になってきた。それだけに、どのような結果もありうる面白いシーズンになりそうだ。
今週のロシア・ロステレコム杯では、再びアリーナ・ザギトワが登場。スケートカナダで2位だった山下真瑚、ヘルシンキ大会で4位だった白岩優奈、そしてスケートアメリカ3位だったロシアのソフィア・サモドゥロワらが表彰台を競う。
またこの大会では、摂食障害を告白して昨シーズン競技を休んでいたアメリカのグレイシー・ゴールドの復帰にも注目だ。