ぼくらのプロレス(再)入門BACK NUMBER
馬場&猪木の確執と歴史から見る、
史上4度目オールスター戦の意味。
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph byAFLO
posted2018/11/03 09:00
1979年のオールスター戦では、ジャイアント馬場とタッグを組んだアントニオ猪木が、タイガー・ジェット・シンを押さえ込む場面も。
全日本を支えた選手が目立つ。
11月1日に発表された出場決定選手第1弾は、以下のとおり。
新日本プロレス=棚橋弘至、本間朋晃
全日本プロレス=秋山準、宮原健斗、大森隆男、渕正信
大日本プロレス=グレート小鹿、関本大介
プロレスリング・ノア=丸藤正道
超硬派武闘集団和志組=宮本和志
鈴木軍=タイチ、金丸義信
プロレスリングA-TEAM=橋本友彦
フリー=太陽ケア
このメンバーを見ると、ジャイアント馬場さんのかつての愛弟子(秋山準、大森隆男、丸藤正道、金丸義信ら)と、2000年代初頭の馬場元子さん体制の全日本を支えた選手たち(本間朋晃、渕正信、宮本和志、タイチ、太陽ケア)が目立つことがわかる。
おそらく当日のカードは「オールスター戦」よりも「ジャイアント馬場没20年追善」の色が強いものになるのではないだろうか。
いずれにしても、過去のオールスター戦と同様に、さらなるプロレス界発展のきっかけとなるような大会を期待したい。それは天国のジャイアント馬場さんの願いでもあるだろう。