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シャンパンと落胆が交錯する季節。
ダルビッシュ有も苦さを噛み締めて。
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ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byAFLO
posted2018/10/14 09:00
![シャンパンと落胆が交錯する季節。ダルビッシュ有も苦さを噛み締めて。<Number Web> photograph by AFLO](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/350/img_dd0ddace511902fe2df442db2e62aac4210857.jpg)
リベンジを期したカブスに、あまりにも早いシーズンの終わりが訪れてしまった。
1球団を除く全員が敗れてシーズンを終える。
話を元に戻そう。
メジャーリーグは毎秋、数多くの敗者を生み出す。期待に応えた選手にも、期待に応えることができなかった選手にも、その結果は平等に訪れる。勝者はたった1球団およそ25人の選手だけ。今年もすでに26球団650人以上の選手が敗者となった。
敗者は何を思うのか。
カブスのベテラン左腕ジョン・レスターは、こう言った。
「長い目で見たらこれは我々にとって良かったのかも知れない。なぜなら、我々は負けることからしか学べないんだ。前に進むためには、これは良いことなんだと感じているよ」
どんなに悔やんでも、やり直すことはできない。ならば、それを受け入れて、これからの人生の「糧」とするだけ――。
潔い敗者に明るい未来をもたらすのは、とても愚直で前向きな気持ちなのかも知れない。
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