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大谷翔平の復帰登板と“自制心”。
イチロー、野茂、黒田からの教訓。
text by

笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2018/09/11 08:00
投手復帰となった9月2日アストロズ戦では、最速159.8キロを記録したものの、2回1/3(2安打2失点)で降板した。
「ケガも選手の実力のうち」
長い野球記者生活で選手からはたくさんのことを教わってきた。
「太く、長く、輝いてこそ、一流選手なんです」と、言ったのは先駆者・野茂英雄氏だった。
「凄い才能を持っている選手が凄いのではないんです。結果を出す選手、結果を出し続ける選手が凄いんです」これはヤンキース時代の黒田博樹氏の言葉だった。
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どちらの言葉にも共通することは『ケガをしないこと』、『試合に貢献し続けること』となる。イチローは「ケガもその選手の実力のうち」と、常に言う。
大谷翔平がどのような選択をするにしろ、今後、彼が、最も大事にしなければいけない、教訓であろう。
