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昔は甲子園を目指したバレー選手。
高橋健太郎を変えたひと言とは。 

text by

田中夕子

田中夕子Yuko Tanaka

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photograph byKiichi Matsumoto

posted2018/08/22 08:00

昔は甲子園を目指したバレー選手。高橋健太郎を変えたひと言とは。<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

高橋健太郎の変化に、中垣内祐一監督も「バレーに臨む姿勢が変わった」と評価する。

中垣内監督も一生懸命さを評価。

 試合に出る経験は新たな活力にもなっており、中垣内祐一監督も、「バレーに臨む姿勢が変わったし、うまくなろうという一生懸命さが伝わってくる」と評価する。

 小さな意識改革が、自身と周囲にもたらした変化を高橋自身も実感している。

「(日本代表コーチのフィリップ・)ブランも、去年は何も声をかけてくれなかったし、目も合わせてくれなかったんです。でも今は違う。ちゃんと目を見て、全体に話をしている中でも『さっきのプレーはどうしてこうなった?』とか、細かく確認してくれる。そうすると自分も、もっとできるようになりたいと思う。

 ずっとポテンシャルが高いと言われ続けてきたけれど、海外には僕ぐらいの選手は普通にいっぱいいる。だからとにかく今は、練習を一生懸命やろうって心の底から思うんですよ」

 男子バレー日本代表にとって今季最後の国内試合となった7月28、29日の韓国との親善試合も、思い通りの感覚で打てたサーブでエースを取るなど、短い出場時間ではあったが、手応えを得た。

「スパイクで打点を意識して、腕を振り抜くことを意識してきたから、自然とサーブもよくなった。富松さんが言っていたことはこれかって。試合に出るようになって、やっとわかりました」

 上を見るのではなく地に足をつけ、前を見る。

 まずは9月に開幕するイタリア・ブルガリアでの世界選手権で、今の自分がどれだけできるのか。輝く瞳の先に広がる視界は良好だ。

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