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大谷、ダルじゃなくて松坂大輔を!
2018年オールスター観戦ぶらり旅。
text by
中溝康隆Yasutaka Nakamizo
photograph byYasutaka Nakamizo
posted2018/07/23 11:00
京セラドームの外は恐ろしいほどの酷暑。『めっちゃ果物ソーダ』(氷+ソーダ+果肉)のみかん味で、身体も心も涼しく!
「本当に来て良かった」と感じた球宴。
試合は全パが初回にいきなり松坂から5点を奪うが、その後セ・リーグも意地を見せ3回終了時で5対5の同点。6回のデスパイネと山川穂高のタイムリーでパ・リーグが競り勝った。
第1戦MVPに輝いたのは初回に3ランを放った森友哉。
その弾丸ライナーに少年ファンが「あんなに小さいカラダなのにすげー」と素直なリアクションを取っていたのが印象深い。京セラドームということもあり、三塁側内野席は黄色の阪神ファンと真っ赤なカープファンの姿が目立ち、来日9年目の初出場となったメッセンジャーや糸原健斗には大きな歓声と拍手が送られた。
本当に来て良かった。松坂は1回30球で降板しちゃったし、さすがに18歳の時とは違うけど、37歳の今も投げ続ける“平成の怪物”をこの目で見られた。
19年後、43歳になった大谷翔平を俺らはいったいどこで見ているのだろうか?