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ダルも経験、締切直前の電撃移籍。
今季のMLBトレード戦線はいかに?
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byKyodo News
posted2018/07/22 07:00
オールスター戦ではしゃぐマチャド(左)。新天地で優勝に貢献できるか。
上位球団はクローザー狙い?
2010年のドラフト1巡目(全体3位)で指名され、オリオールズひと筋だった一方、今シーズン終了後、FA(フリーエージェント)となるだけに、今回のトレード戦線では早い時期から目玉選手として注目を集めていた。
正式発表後、ラジオ番組に出演したドジャースのファーハン・ザイディGMは、交渉締結までに約1カ月間要したことを明かし、その理由として「最高のターゲットだった」と、秘めていた思いを語った。
マチャドの移籍によって、今後、トレード期限まで各球団の動きは一気に活発化するものとみられている。レッドソックス、フィリーズ、カブスなどの上位球団が「買い手」としてクローザー級の救援投手を狙っており、さらに先発投手としてコール・ハメルズ(レンジャーズ)、クリス・アーチャー(レイズ)らエース級の名前も取り沙汰され始めた。
また、大谷翔平が所属するエンゼルス、監督を解任したカージナルスなどは「売り手」になってしまうのか――。
メジャーのフロント陣の「暑い夏」は、トレード最終期限までさらにヒートアップしていく。