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肘の痛みにもダルが前向きな理由。
「やっぱり、原因あったやん」
text by
ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byAFLO
posted2018/07/15 11:30
再び復帰を目指してのリハビリに取り組むことになったダルビッシュ。それでも本人はポジティブな気持ちを持っているようだ。
「どんな時も前を向くしかない」
7月9日、ダルビッシュは遠征先のサンフランシスコでキャッチボールを再開し「痛みというか、気になっていた部分がなくなっていた。いいステップになった」と話している。彼の今シーズンは、前回のリハビリの時に感じたような痛みが再発した時点で終わってしまう可能性もあるので、まずは無難なリハビリの再スタートだったと言える。
「どんな時も前を向くしかないですから。たまには下を向いたり、後ろを向いたりすることもあるけど、それも大事なことなので」
困惑の中で最初のリハビリは苦い結果になったが、まだ終わりじゃない。当初、見込まれていた球宴前の復帰はなくなり、7月中の復帰も難しくなった。しかし、たとえどんなに長かろうとも、それがトンネルならば必ず出口があるものだ。
今はただ、そこに向かって、一歩ずつ進んでいくだけである。