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米大学スポーツビジネスを観察する。
想田和弘『ザ・ビッグハウス』論。 

text by

生島淳

生島淳Jun Ikushima

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posted2018/06/20 07:30

米大学スポーツビジネスを観察する。想田和弘『ザ・ビッグハウス』論。<Number Web> photograph by AFLO

10万人以上を収容するアメリカ最大のスタジアム、ミシガンスタジアム。これが大学の所有物なのだからアメリカは桁が違う。

「試合以外のすべて」についての映画。

 この映画はフットボールについての映画ではない。

 想田監督が、この映画を制作するきっかけ、プロセスを書いた『THE BIG HOUSE アメリカを撮る』(岩波書店)はプロジェクトの舞台裏をつまびらかにした大いに楽しめる本だが、文中にこの映画のエッセンスを見事に言い表している言葉がある。

 学内でこの映画の撮影に協力した教員が、「この作品は、“試合以外のすべて(Everything but the game)”についての映画になるのでは」と監督に撮影前に話しているのだ。

 まさに、そのイメージ通りの作品に仕上がっている。

 日本でスポーツビジネスを志している人、そしてなによりアメリカを知りたいと思っている人には、無条件でオススメしたい映画である。

 そして、いろいろと語り合いたい。

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