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小柳ルミ子にとってのサッカー日本代表

posted2018/05/25 10:00

 
小柳ルミ子にとってのサッカー日本代表<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

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小柳ルミ子

小柳ルミ子Rumiko Koyanagi

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Keiji Ishikawa

 私がサッカーを好きになったきっかけは、2002年のW杯、イングランド代表のデイビッド・ベッカムでした。

 もともとスポーツ全般が好きで、テレビでやっていればいろいろなスポーツをよく観ていました。サッカーもそのひとつだったので、それまでは、一般の人よりも「少しだけ好き」という感じ。いまとなっては信じられませんが、その程度だったのです。

 日本代表で印象に残っているのは、1998年のフランスW杯ですね。グループステージ第3戦のジャマイカ戦でゴンさん(中山雅史)が決めたゴール。あれはもう、まだサッカーのことをよく知らなかった私でもさすがに感動しました。日本代表としてW杯で初めて記録したゴールでしたから、とても強く印象に残っています。

 ただ、その後の日本代表については、あまりはっきりとした記憶がありません。

 2002年日韓W杯は、カッコよくて、うまくて、立ち居振る舞いが魅力的なベッカムに惹かれて、その当時飼い始めた犬の名前を「ベッカム」にしようと思ったくらい。その記憶は鮮明に残っているんですけど、日本代表についてはあまり覚えていなくて。それからサッカーの魅力を少しずつ知って、サッカーを見る時間が着実に増えていって……そんな時に、突如として登場するんです。私が大好きな、リオネル・メッシが。

 彼がバルセロナのトップチームでデビューした2004年からは、もう、メッシ、メッシ、メッシ(笑)。バルセロナとリーガ・エスパニョーラを観ることからスタートして、それから他の国のリーグにも興味をひろげました。そうして世界トップレベルのサッカーばかり観ていたから、こんな私でも目が肥えてしまったのです。本当に生意気なことを言ってしまいますが、サッカーのレベルの違いという意味で、なかなか日本代表に対する興味が湧かない時期が続きました。

【次ページ】 前回W杯は64試合リアルタイム観戦。

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